愛媛県内一のアスパラガスの産地、西条市の周桑地区では、甘みが強くシャキっとした食感の「春芽」の収穫が最盛期を迎えています。

西条市のJA周桑管内では、66戸の農家が合わせておよそ10ヘクタールでアスパラガスを栽培していて、県内生産量の9割以上を占めます。

JA周桑でアスパラ部会長を務める廣田浩一さんのハウスでも、およそ30センチに伸びた「緑のささやき」というオリジナル品種を、専用のハサミを使って1本1本丁寧に摘み取っていました。

この時季のアスパラガスは「春芽」と呼ばれ、冬に蓄えられた養分が多く含まれ、強い甘みと太くシャキシャキとした食感が特徴です。

JA周桑によりますと、今シーズンは年末年始の寒さで収穫が1週間ほど遅れたものの、出来は良いということです。

廣田さん
「春芽のおいしい食べ方は、春ならではの大きさで食べる肉巻きが一番おいしい食べ方ですね」

アスパラガスの「春芽」の収穫は、4月いっぱい続き、愛媛県内をはじめ関西方面にも出荷されます。