「エイジレス・ライフ」という言葉をご存じでしょうか?
これは内閣府が推進する「年齢にとらわれず自由で生き生きとした生活を送る高齢者」のことです。

この「エイジレス・ライフ」を実践しているとして、日南市の女性が今年度、宮崎県内で唯一、内閣府の「エイジレス章」に選ばれました。

40年以上にわたって市民の健康づくりに貢献してきたこの女性に元気の秘訣を聞きました。

元気を貰う

今年度、内閣府から「エイジレス章」を贈られた日南市の壹岐道子さん(76歳)。

この日は、高橋市長に受章を報告しました。

(壹岐道子さん)
「皆で勝ち取った賞ではないかと思って、非常に私個人ではなくて、日南市の活性化になるんじゃないかと思っております」


壹岐さんは1979年から現在まで「日南市スポーツグループ連絡協議会」の会長を務め、レクリエーションや体操など7つの団体の交流会を年に4回程度開催。
40年以上にわたって市民の健康づくりに貢献しています。

(協議会のメンバー)
「(壹岐さんは)『私は皆さんから元気を貰うんですよ』と言われますけど、その先生(壹岐さん)の元気をみんなもらってるような感じです」


37年前に「日南市ダンス同好会」を立ち上げ

そんな壹岐さんの特技はというと、軽快な音楽に乗せたダンス!
今から37年前に「日南市ダンス同好会」を立ち上げ、今でもダンスの指導を続けています。


この日は、今月行われるダンスフェスティバルに向けた練習です。

(参加者)
「元気があって丁寧に教えてくださるからやり甲斐があります」
「曲、曲によって踊りが全然違うんですけど、『先生寝る間がありますか?』って聞くんです」


(壹岐道子さん)
「姿勢がいいでしょ、皆さん。80歳近い人も多いです。だけどそういうふうにして元気になってゆく。帰ったら今度は明るい家庭を作るために料理がおいしくなる。だから、旦那さんも『どうぞ行きなさい、行きなさい』と押してくれる。まずはお母さんが元気でないとダメなんです、家庭は。地域の活性化にも繋がる」