中国の2月の消費者物価指数が去年の同じ月と比べて0.7%下落し、1年1か月ぶりにマイナスとなりました。
中国国家統計局の発表によりますと、2月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べてマイナス0.7%となりました。マイナスとなるのは、去年1月以来、1年1か月ぶりです。
品目別では、消費量の多い豚肉が1月の13.8%から9.7ポイント下落し、去年の同じ月と比べてプラス4.1%。牛肉は去年の同じ月と比べてマイナス13.3%となったほか、生鮮野菜もマイナス12.6%、旅行サービスもマイナス9.6%となりました。
今年は中国の旧正月「春節」の連休期間が去年より早かったため、統計に影響したとみられています。また、供給の過剰が懸念されている自動車などの乗り物は、去年の同じ月と比べてマイナス4.4%となったほか、ガソリンなどの燃料価格も値下がりしていて、デフレへの懸念が依然としてくすぶり続けています。
北京で5日に開幕した全人代=全国人民代表大会で李強首相が行った政府活動報告では、今年の物価上昇率の目標を去年の「3%前後」から引き下げて「2%前後」と設定。
実際には、去年の物価上昇率が前の年と比べてプラス0.2%にとどまったため、今年は目標を達成できるか注目されています。
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