自民党の裏金問題をめぐる政治倫理審査会で、吉川有美・参議院議員は「仕組みを知らなかった」などと自身の関与を否定しました。
参議院・三重選挙区選出で自民党の吉川有美議員(51)は、旧安倍派の政治資金パーティーのキックバック分として2022年までの3年間であわせて240万円を、問題が明るみに出るまで政治資金収支報告書に記載していませんでした。
7日、吉川議員は参議院の政倫審に約10分遅刻し「パーティー券の販売ノルマの仕組みを知らなかった」などと繰り返したほか、収支報告書への不記載は秘書が派閥の事務局から指示されたものだとし、自身の裏金作りへの関与を否定しました。
そのうえで、吉川議員は不記載だった240万円は事務所の家賃や私設秘書の給料など政治活動に使ったとし、不正なものは一切ないと発言しました。