長崎・端島を舞台にしたドラマ『海に眠るダイヤモンド』。ロケーションジャパン大賞準グランプリに輝いたこの作品は、観光にも大きな影響を与え、実際に端島を訪れる人が増えています。また、海の青と黄色いハンカチが印象的な長崎県島原市でも、ロケ地としての注目が集まり、全国から観光客が訪れるようになりました。ドラマや映画の『ブーム』を一過性のものにせず、いかに持続的な観光誘致につなげるか?その模索が続く現場から、その可能性を探ります。
【住吉アナウンサー(以下:住)】長崎の暮らし経済ウイークリーオピニオン今週も平家達史NBC論説委員(以下:平)とお伝えします。今回のテーマは「ロケを活用して観光振興につなげよう」です。
【住】「ロケ」と言えば、地域活性化に貢献した映像作品を表彰する「ロケーションジャパン大賞」で、長崎市の端島を舞台にしたTBS系列のドラマ「海に眠るダイヤモンド」が準グランプリに選ばれました。

【平】ロケ地情報誌による「ロケーションジャパン大賞」は、去年10月末までの1年間に放送された映画やドラマの中で地域を盛り上げた作品を表彰するものです。一般視聴者の支持率や経済効果などを基準にした審査の結果、ドラマとそのロケ地である長崎県そして長崎市が準グランプリを受賞しました。
「海に眠るダイヤモンド」は、地域経済に与えた影響の大きさも高く評価されました。端島に上陸するツアーへの影響を見ていきます。