3月3日~5日頃にかけて雪の降った東京。この週末の8日(土)~9日(日)には、今シーズンの冬“最後”の雪が降る可能性があります。

気象庁の「短期予報解説資料」によりますと、8日夜~9日にかけて、上空約5500mに-30℃以下の寒気を伴った、雲の広がりやすい気圧の谷が東日本を通過。また、大気の状態も不安定になることが予想されており、東日本の太平洋側(関東甲信、東海地方)や伊豆諸島付近では8日~9日、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意が呼び掛けられているほか、寒気が流れ込む影響で、東日本の山沿いでは降雪となると予想されています。

また、局地的な降雪の強まりに留意するよう気象庁が呼び掛けています。

「雪と雨の予想シミュレーション」を見てみても、8日午後3時頃~9日午前3時頃にかけて、静岡や山梨のほか、東京や神奈川(横浜)を含む関東に“真っ白な雪の影”がかかっており、平地でも降雪が予想されています。

また、東京都内のなかでも、この間“雪の影”がかかり続ける多摩西部などでは、積雪になる恐れもあります。

気象庁のデータによれば、東京都で最後に雪が確認された平年値の月日は、「3月9日」となっています。また、2週間気温予想でも関東甲信地方では、来週からは平年並み~かなり高い気温が予想されていて、春の陽気が戻ってくる見込みで、今週末の雪は今シーズンの冬の“最後の雪”「終雪(しゅうせつ)」となる可能性もあります。

【雪と雨のシミュレーション】は、関連リンクからご覧いただけます。