宮崎県高千穂町では、まもなく卒業を迎える小学校6年生に神社のご神木でつくった卒業記念のしおりが贈られました。

この取り組みは祖母傾大崩エコパークに認定されている地元の自然に愛着をもってもらおうと、高千穂町ユネスコエコパーク推進会議が行っているもので、今年で3回目となります。

7日は、高千穂町の田原小学校で贈呈式が行われ、6年生4人に卒業記念のしおりが手渡されました。

しおりは、台風で倒れた町内にある菊ノ宮神社のご神木の枝を使って作られていてエコパークのロゴが入っています。

(児童)
「とってもいい匂いがして、ご神木なので、すごいものをもらったなと思いました」
「本を読む時にも使いたいし、これを見たりしてユネスコエコパークのこととかを思い出したり、これは匂いがあるから、それでまた何か大変なことがあった時とかにリラックスしたりする時に使いたいです」
「ご神木だった神聖なものをしおりにしてもらえて、とてもうれしかったです」
「しおりを見て、きょうのことを思い出せそうです。大事にして使いたいです」

卒業記念のしおりは、高千穂町内の小学6年生およそ80人にプレゼントされることになっています。