建設業界で活躍する女性を増やすには「環境整備」と「意識改革」が必要
では、セミナーに参加した「女子」たちはどう感じていたのでしょう?
■「楽しかったです。年齢層の幅も広くて、いろんな方とお話ができてすごくためになったし、建設業を盛り上げたくなりました」(職人)
■「まさかこんなに女性がいっぱいいるなんて思ってなかったので、これだけ味方がいてくれたらもっともっと頑張れるなって思いました」(事務職)
と女性同士で語り合えるセミナーの評価は上々のようです。
次に、女性たちは実際に働く建設現場をどう捉えているのでしょう?
■「昔はパワハラやセクハラめいたこともありましたが、今の社長が働きやすい環境を整えてくれて、『技術を身につけてどこでも働けるようにしなさい』と言って育ててくれたのでここまでやってこられました。でもまだ待遇面や環境面の改善は必要だと思います」(職人歴30年)
■「実際働いてみて、現場は男性がほとんどですけど、差別とかもなくしっかり教えてくれます。教えていただいたことに応えられるようにこれからも頑張りたいと思います」(職人歴2か月)
と周囲の理解がやる気に結びついていることがうかがえました。