JR東海は、踏切で発生した異常を列車の運転士に知らせる装置の点検に、AIを活用するシステムを国内で初めて開発しました。
JR東海によりますと、在来線の踏切で非常用ボタンが押された場合などには、「特殊信号発光機」という装置の赤色灯が光り、それを確認した運転士が列車を止めます。


装置の周辺で草木が伸びて、見通しが悪くなっていないかなどは、夜間に作業員が徒歩で1基ずつ点検していますが、装置は管内におよそ8000基設置されていて、作業員の負担やコストが課題になっています。
新たなシステムは列車の先頭に高性能カメラを設置し、走行しながら撮影した映像から、AIが見通しに問題ないかを自動判定するということです。


JR東海は来年度から試験的に設置し、2026年度以降の導入を目指しています。