「担当者が1日外出しております」

3日連続で担当者が不在に。

その後、直接取材を試みたものの、担当部署の全員が外出しているとして、取材に応じませんでした。

阿部知事:
「仮に事実であれば極めて重大な問題と受け止めています」

県は2月6日、組合に対し、事実を確認するための調査を行い、2週間後を目途に報告するよう求めました。


県石油商業組合 高見澤秀重理事長:
「一部下部組織においてあったかのように報道されています。もしそのようなことがあれば速やかに是正し、県民の信頼の回復に努めたい」

そんな中、事態は新たな局面を迎えます。

2月18日、カルテルなどを取り締まる公正取引委員会が、石油商業組合へ立ち入り検査に入ったのです。

その2日後、予定されていた組合から県への調査結果の報告は、突如延期になりました。

組合は、「公正取引委員会から内容を公開し説明することを控えるよう指示があり、この指示に抵触するので説明できない」と県に理由を説明。

一方、公正取引委員会は県に対し、「そのような事実はない」と述べたといいます。

県・くらし安全・消費生活課 西川裕(にしかわ・ひろし)課長:
「公正取引委員会の方としてもやり取りの中で(組合に)非公開にしろという指示は一切出してはいないということでした」

さらに1週間が経った、2月28日、組合の幹部4人が県庁を訪れ、阿部知事に調査の中間報告をしました。


県石油商業組合 高見澤秀茂理事長:
「事実は存在しないとの返答があり報道の事実確認はできませんでした」
阿部知事:
「これが報告?」
「これだけの報告」
「これで県民の皆さまが納得されると思いますか?」

怒りを露わにした阿部知事。