風向きによって火の手が変わる「山林火災」
住民の脳裏に浮かぶのは、2月26日に岩手県で発生した大規模な山火事です。焼失面積は約2900ヘクタールと、東京ドーム約620個分に広がり、3月5日時点で4000人以上が避難生活を余儀なくされています。火は住宅にも燃え移るなど被害は深刻です。
こうした事態などを受け、3月2日、立田山での山火事を想定した放水訓練が行われました。
しかし、この地区の住民の半数は60歳以上の高齢者で、スムーズな避難には課題があります。
福野会長「火の手が風向きによって山の南側の黒髪地区に行くかもしれないし、東側のこっちに来るかもしれない。できれば消防署や行政と協力して住民の避難訓練ができたら良いなと思っています」
熊本市でも過去に山火事

熊本市には他にも金峰山、雁回山、花岡山など山林と住宅街が隣接する地域が多く、岩手県大船渡市の被害は人ごとではありません。
4年前の2020年には熊本市西区島崎の天狗山で山火事が発生。住宅地に被害はなく、けが人もいませんでしたが、ヘリも出動する大きな騒ぎとなりました。














