森の中の森林資源はすてきなものがいっぱいある

また、天然杉周辺の希少植物の調査も行っています。

(フォレスト・マントル上鹿川 西 京子 さん)
「私たち植生調査っていうのも10年間やってきています。この上は植生がそれはもう素晴らしい。その植生の進化を、目の前で1年ごとの進化を見られる場所というのはどこにもない」

さらに、事務局の西 京子 さんを中心に地域資源の活用にも力を入れています。
2015年から取り組んでいるのがメープルシロップの製造です。

樹液を採取するイタヤカエデやイロハモミジなどがあるのは国有林で、樹液の売買契約に基づいて実施していて、樹液が採取できるのは、まさに今、2月から3月にかけての1か月余りです。

メンバーと協力して手際よく作業を進めます。

(フォレスト・マントル上鹿川・西京子さん)
「森の中の森林資源は、すてきなものがいっぱいあるというのを、メープルシロップという形で出すことによって、皆さんに感じたりしていただけるきっかけになることが目的の一つ。そして、もう一つは地域の女性たちが楽しくできるというところを目的に活動を始めました」

透明の樹液の糖度は1度から2度程度。
布でこしたあと、32時間かけて焚き上げ、糖度60度のメープルシロップに仕上げます。