去年1年間に生活保護が申請された数はおよそ25万6000件で、比較可能な2013年以降で最も多くなったことが厚生労働省の統計でわかりました。

厚労省の統計によりますと、去年1年間に生活保護が申請された数は、速報値で25万5897件でした。前の年と比べて818件増え、0.3パーセントの増加となりました。

申請の数は新型コロナの感染が拡大した2020年に増加に転じたのち、5年連続で増加していて、比較可能な2013年以降で最も多くなりました。

厚労省は増加傾向が続いている理由について、「単身世帯が増えていることや物価高の影響などが考えられる」としています。