高知市議会の3月定例会が開会し、一般会計の総額で1640億円と過去最大規模の当初予算案が提出されました。

市が提出した2025年度当初予算案は、一般会計の総額で1640億円で、安全・安心なまちづくりに係る投資的経費の増加などを受け、過去最大規模となっています。

例えば南海トラフ地震対策では、2024年の能登半島地震や臨時情報の発表で市民の防災意識が高まり、住宅耐震化の申請が大幅に増えたとして、2024年度予算に比べ1.5倍にあたる7億1000万円あまりの住宅耐震化事業費が計上されています。

また、市立学校の校舎や体育館のおよそ半分が築40年以上と老朽化が進んでいることから、厳しい予算状況でも「安全・安心に係る予算は優先的に確保する」として、小中学校の施設整備事業費6億100万円あまりが計上されています。

(高知市 桑名龍吾 市長)
「児童の皆さんに安全で安心な学校生活を送っていただけるよう、特に安全・安心に係る施設整備について、早期の事業着手に努めてまいります」

高知市議会3月定例会は3月26日(水)まで開かれます。