宮崎の環境保全を推進し、地域の経済・社会の持続的発展も見通したSDGs達成をめざす取り組み行う個人や団体を表彰する「MRT環境賞」。
今年度、受賞した方々の取り組みをシリーズで紹介します。

2回目は優秀賞に選ばれた「梅田学園グループ」です。自動車学校を運営する一方、地域に根ざした農業に取り組んでいます。

耕作放棄地になりかけていた広さ80アールの田畑を譲り受け

国富町でこの時期の風物詩となっている「千切り大根づくり」。
作業を進めているのは農家、ではなく宮崎梅田学園の硬式野球部の選手です。

(宮崎梅田学園 硬式野球部 木島泉月選手)
「去年よりかはでかく大きく育ってくれて多い。種まきからずっと育ててきたので、大きくなってうれしい」

梅田学園グループは2019年から千切り大根の生産を開始。
耕作放棄地になりかけていた広さ80アールの田畑を譲り受け、野球部のメンバーを中心に千切り大根の生産を手がけています。

(梅田学園グループ 梅田裕樹副社長)
「耕作放棄地は農業従事者が減ることで増えていく。危機感を持ちながら、みんなで維持・保全を頑張っていきたい」