新潟県南魚沼市の高村さん一家は、主に父と息子兄弟の3人で“魚沼産コシヒカリ”を作っています。

今年の栽培面積は38haで、新潟の農家の平均的な栽培面積の10倍以上。
これ以上拡大すると管理が行き届かない状況になるそうです。
栽培面積が広い上、田んぼがあちこちに散らばっているのです。

【高村良一さん】
「全部の田んぼを見れない…。1日70kmは走らないといけないですね」

これだけの面積となったのは作り手がいなくなった田んぼを受け入れてきたから。

コメ農家の数は50年間で半減。2020年には全国で70万戸になりました。
高齢化と後継者不足に加え近年は、生産コストの上昇を価格に反映できずに離農するケースにも拍車がかかっているとみられています。