全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道をご紹介。今回は、愛知県の庄内川沿いに眠る“旧国鉄中央本線の廃線跡”を巡りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)
年に2回だけ一般公開される旧国鉄中央本線の廃線跡

愛知県春日井市の庄内川沿いにあるJR定光寺駅近くには、現役の中央本線と並行して旧中央本線の廃線跡があります。
明治33年(1900年)、国鉄中央本線の名古屋と岐阜の多治見間が開通し、戦後の経済発展の大動脈として活躍。しかし、線路の複線化によって新しいルートができたことで、かつての中央本線は昭和41年(1966年)に廃線となりました。
路線の県境付近にはトンネルが13か所も連なる「愛岐トンネル群」があり、整備された遊歩道になっているのは「3号トンネル」から「6号トンネル」までの1.7kmの区間。現在、国の登録有形文化財にも指定されています。
普段は立ち入り禁止エリアですが、年に2回だけ一般公開され、期間中は誰でも「愛岐トンネル群」を間近で堪能できます。