「和牛のオリンピック」全国和牛能力共進会は、鹿児島が9つの審査区のうち6つでトップをとる好成績を収め、10日に閉幕しました。日本一に輝いた牛や出品者が地元に戻り、祝福を受けました。
10日夜、霧島市隼人町の姶良中央家畜市場には、日本一に輝いた姶良和牛育種組合の生産者らと「やすこ」「てるはな」「さき」の3頭が戻り、関係者が日本一の横断幕を掲げて出迎えました。
凱旋した3頭は、メス牛3頭1組で競う4区でトップの1席を獲得し、種牛の部で最も優れた牛に贈られる内閣総理大臣賞を受賞しています。集まった人たちは、苦労を重ねて栄冠をつかんだ生産者をねぎらいました。
(「てるはな」を育てた藤山粋さん)
「全部の鹿児島県民160万人の思いをのせ、日本一という言葉を言い続けながら歩いてきました」
市場でのセレモニーを終えた藤山さん。午後8時半ごろ、「てるはな」とともに自分の牛舎に戻ると、地域の人たちが出迎えてくれました。
(藤山粋さん)
「(てるはなに)あと1センチ足らん、5ミリやっどて言ったらピシッと」
「(粋くんが偉かったんだ)僕の言うことを聞くように調教しましたから(笑)」
そして、「てるはな」は牛舎へ。日本一に輝いた大舞台を終え、牛にも人にもホッとしたような空気が流れていました。
(藤山粋さん)
「お疲れさまでしたって言っても、多分僕の言葉なんか届かずに草に夢中なので。これがいつもの姿だったんで、これでいいと。
(大会のために)制限して管理して来ましたけど、もうしばらくここでゆっくりさせて、いつもの飼い方に戻そうと思います」
若い世代の育成のため新設された「高校と農業大学校の部」でトップの1席に輝いた曽於高校の生徒4人も10日夜、1週間ぶりに学校の農場に戻りました。甘えん坊という「しえな」は、住み慣れた牛舎に戻ってさっそくエサを食べ、リラックスした様子でした。
(太田教諭)
「じわじわとこの大偉業を成し遂げたことのすごさが分かってくる。これを生かすのも、どう過ごしていくかにかかっている。宝物として胸にしまって頑張っていってほしい。おめでとう」
将来の夢は牛の生産者、3年生の小倉香澄さんの母親も頑張りを近くで見守って来たひとりです。
(小倉香澄さんの母親)
「すごく嬉しかった。感動した。毎朝早く起きて、自分から農場に行っていた」
部門で全国一をとった生徒たちの目は「次」を見ていました。
(曽於高校3年 小倉香澄さん)
「この経験を将来に生かして、北海道である次の全共に出場したい」
(曽於高校3年 矢野輝星さん)
「誰か一人でも欠けていたら、1位や今までの調教などに耐えられなかった。感謝を忘れず、今回培った知識や技術を後輩につないでいって、5年後の全共や来年の県共につなげていってほしい」
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