広島県呉市は28日、同市スポーツ会館で合宿をしていた大学の野球部員がおう吐などの症状を訴えて病院に搬送されたと発表しました。呉市によりますと、医療機関に受診したのは、14人で、そのうち1人は入院したということです。食中毒の疑いがあるということです。

呉市によりますと28日未明、野球部員38人のうち、一部が腹痛やおう吐などの症状を訴えました。このうち5人が救急搬送されたほか、9人が医療機関を受診しました。このうち、1人が入院したということです。

指定管理者である呉市体育振興財団が「食中毒の疑いがある」として保健所に連絡しました。呉市によりますと、野球部員は24日からスポーツ会館を利用していて、食堂では朝晩の1日2食が提供されていました。

また、昼食は外部に発注した弁当を食べていたということです。

呉市保健所は、28日午前から食堂内の調理設備などを点検するなどして、詳しい原因を調べています。