■必要に応じ児相も傍聴

今回の件に該当するかは明らかにできないが、児相の担当者も必要に応じて裁判を傍聴する。担当者は「事件の性質を踏まえ傍聴している」と話す。しっかり事件の内容を把握することは、適切な対応につながる。

以前県に話を聞いたときは事件を把握する仕組みがないと話していたが、現場の児相にはあるという。

「虐待事件があった時には警察から連絡が来る」「ただし、全部来るわけではなく個別に判断していると思う」

話を聞くと、今回の件に関しては児相に連絡がいき、しっかり保護する対応がとられているようだ。

また児相には警察官が常駐しているという。山形県の場合は児相に児童緊急対策課という部署があり、そこに警官が出向している。児童虐待などの情報が入ると警察的な視点でも対応がとれる体制があるのだ。