山形地方裁判所で行われている児童虐待の裁判。内容をぼかしてお伝えしても過激なものになってしまう、性的虐待事件だ。
子どもたちを守るには何が必要なのか。それを考えるため、県の担当部署に今回の裁判を把握しているか聞いたところ、はっきりと把握はしていない様子だった。

あくまで実際の現場業務は児童相談所(以下、児相)だということで、児相に話を聞いた。
すると担当者は「おかしいと思ったら声をかけて」と訴えた。
児童虐待は、まず県や児相への連絡があり、そこから調査が行われ、虐待と認定されれば必要に応じて保護などの対応がとられる。
裁判になっている今回の事件は、過酷な内容にもかかわらず周囲の大人がなかなか気づけなかった。結局、少女が勇気を出してスクールカウンセラーに打ち明けたことで発覚した。