度重なる質問で会話は30分以上。相手は「20日間拘留する」など不安をあおり、貯金額を聞き出そうとします。そして、「捜査本部のLINEアカウントと接続の手続きに入る」と伝えてきました。指示されたLINEのIDを検索すると、プロフィール画像に岡山県警のロゴが使われていました。

(ハマモト)「この電話をつないだままで、友だち登録してください」
(記者)「このまま電話でいいじゃないですか」
記者がためらうと電話はそのまま切れました。
(県警・神田英樹室長)「SNSを使うという行為は警察ではしていない。最終的には『口座の中の現金を調べないといけない』『お金を引き出して全て送ってください』といった展開になる。絶対にありえません」
今年に入り、警察官をかたる詐欺の被害は去年同時期の7倍、1億円を超えます。

(県警・神田英樹室長)「実際に今年発生した9件のうち3件は20代です。幅広い世代で被害が確認されているので注意する必要がある」
警察は、電話の相手が金銭にかかわる話を持ち出したら詐欺を疑い、警察や周りの人に相談してほしいと注意を呼びかけています。