G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が南アフリカで開幕しました。アメリカのトランプ大統領が新たな関税政策を打ち出すなか、世界経済の成長に向けて各国が協調できるかが焦点です。

G20の財務相・中央銀行総裁会議は26日、南アフリカのケープタウンで開幕し、日本からは日銀の植田総裁や財務省の斎藤副大臣が出席しています。

トランプ大統領が新たな関税政策を打ち出すなか、不確実性が高まる世界経済や、発展途上国の債務問題、国際課税のルールなどについて話し合われる見通しです。

議長国を務める南アフリカのラマポーザ大統領は、演説で「多国間主義の崩壊は世界の成長と安定に対する脅威となっている」と述べ、各国に結束を訴えました。

アメリカのベッセント財務長官など一部の主要国の代表が相次ぎ欠席していて、共同声明の取りまとめを含め議論がどの程度進むかは不透明です。