「6つのお財布がある」 高価格帯のランドセルが人気のワケ

上村キャスター:
変わりつつあるランドセルの選び方や気になる価格についてみていきます。

まずは、ランドセルの平均購入金額です。10年前は4万2400円と昔から高価なモノではありますが、年々金額が上昇し、2024年は5万9138円に。10年前に比べ、約1万7000円増加しています。(日本鞄協会 ランドセル工業会より)

6万円というと大人でも勇気のいる買い物ですが、ランドセルの費用を“誰が出しているか”というのも大きく関わってきそうです。

▼両親:42.5%
▼祖父母(母方):26.9%
▼祖父母(父方):27.6%

日本鞄協会ランドセル工業会のデータによると、両親だけでなく祖父母も大きな割合となっていて、母方、父方を合わせると54.5%と半数以上となっています。

ランドセルを製造・販売する村瀬鞄行の林州代会長によると、「1人の子どもに(両親・両祖父母の)6つのお財布がある。せっかく買うんだからいい物を買おうというお客さまが多い」ということでした。

小学校入学という特別な日に、孫のお祝いをサポートしたいという人も多いようです。

「通学カバンはランドセルじゃなくてもいい」

上村キャスター:
高騰するランドセルの価格は家計の負担にも繋がります。

沖縄市立山内小学校では、2023年11月に幼稚園・小学校の保護者に「通学カバンは、必ずしもランドセルでなくても良い」という通知を出しました。

なぜこのような通知を出したのか、山内小学校の前校長によると「ランドセルは高価。規則ではないが文化として踏襲してきた。『規則ではないので、お選びください』と改めて周知したつもり」ということでした。

文科省にも取材をしたところ、文科省担当者は「文科省から小学校等に対して通学カバンをランドセルにすることを推奨するような通知や連絡は出していない。通学カバンは学校ごとの判断となる」と話していました。