人口の3分の1以上が福島に…?

デスティネーションキャンペーン(DC)の「デスティネーション」とは「旅の目的地」のことを指します。DCは、JRグループと自治体などが協力し、地域の魅力を発信して観光客を呼び込む国内最大規模の観光キャンペーンです。直近では、震災から10年の2021年に、東北6県を対象にしたキャンペーンが行われました。

DCのキャッチコピーは印象的なものが多く、よく聞く「うつくしま、ふくしま」という言葉は、実は1995年の福島のDCのキャッチコピーでした。震災から4年後の2015年に行われた時は「福が満開、福のしま。」そして、26年は「しあわせの風ふくしま」となっています。

DCは、本番の前年を「プレDC」そして本番の翌年を「アフターDC」と位置づけて、3年間にわたって訪れる観光客を増やすことを目指します。福島県は、この3年間で4800万人の観光客の入り込みを目標としています。

日本の人口の3分の1以上の方がこの期間に福島を訪れると考えると、大きな経済効果が期待されるキャンペーンといえます。