去年7月の記録的な大雨による被害を受け、酒田市が設置している酒田市被災者生活支援・地域支え合いセンターの相談内容が公表され、家の再建に関する不安を抱える人が多くいる現状が明らかになりました。
酒田市 矢口明子 市長「より詳細に被災者一人一人の被災状況や生活課題の把握ができるようになった」

酒田市では、去年7月の記録的な大雨による被害を受け、去年11月から被災者支援のために支援センターを設置しています。
酒田市の矢口明子市長はきょうの定例会見で、現在までの相談件数と内容について明らかにしました。

それによりますと、これまでの相談件数は547件でこのうち517件が準半壊以上の床上浸水の被害を受けた世帯を対象にした職員の戸別訪問で聞き取られたものとなっています。

相談内容は家の再建に関するものが108件と最も多く、冬の生活に対する不安が91件、居住環境の変化による健康不安が40件などとなっています。
酒田市 矢口明子 市長「(相談内容は)「住宅再建したいきもちはあるが年齢を考えると難しい」越冬に関することであれば「住宅の修繕が終わらず一階の畳がないので寒い」」

酒田市ではこうした意見を基に、被災者ごとに必要な支援を見極め、生活再建に力を注ぎたいとしています。














