熊本市の大西市長は、2026年度中に学校給食費の無償化を目指す考えを明らかにしました。

熊本市の給食費の保護者負担は、現在、小学校で年間約4万7000円、中学校と特別支援学校で約5万7000円です。

大西市長は2月10日、「所得に関係なく教育の一環として給食を食べられることが重要」とした上で、無償化が子育て世代の経済的支援に繋がると説明。

2月26日は、無償化の時期について言及しました。

熊本市 大西一史市長「安定して継続できる制度になるように検討した上で、令和8年度中の実施を目指して取り組んでいきたい」

一方、給食費の無償化には年間約35億円が必要とされ、安定的な財源の確保が課題となります。

大西市長は今後、財源確保に向けて市役所内の業務見直しなどを進め、小学校・中学校・特別支援学校のどこまでを償化の対象とするかを検討することにしています。