地震や土砂災害などの自然災害が起きた際、孤立するおそれがある集落は、福島県内で254か所にのぼることがわかりました。

福島県は、山あいや沿岸部で自然災害が起きた際に孤立するおそれがある集落を調査しました。その結果、調査の対象になった2858か所のうち、集落に通じる道路が1本しかないなど、孤立のおそれがある集落が254か所、率にして9%あることがわかりました。このうちほとんどは農業集落となっていて、避難施設があるのは75.1%、飲料水や食料の備蓄があるのは13%にとどまっています。

去年の能登半島地震では多くの集落の孤立が長引いたことから県では、災害発生時すぐに救助ができないおそれがあるとして、備蓄品の整備やドローンによる物資の運搬など支援対策を進めることにしています。