「南海トラフ巨大地震の前後に…活断層の動き活発化」
蒲郡市も把握していなかったこのテープには、突然襲った揺れのすさまじさのほか、地面が持ち上がった活断層の西側で被害が目立ったことが証言されていました。

(岩瀬あい子さん)
「よかったです、こうしておいてくれてありがたい」
形原町では、住民が聞き取った体験談を紙芝居にするなど残された資料が少ない中で、住民自らが伝えようとしてきました。そしていま、三河地震は“ある理由”で注目されることに。
(鷺谷教授)
「将来的に次の南海トラフ巨大地震が心配されているが、南海トラフ巨大地震の前後に内陸部でも活断層の動きが活発化するだろうと」
直近で南海トラフが動いたのは1944年と1946年。三河地震は昭和東南海地震のわずか37日後に起きています。いつ起きてもおかしくない南海トラフ巨大地震に活断層による地震が誘発される可能性があるのです。

(鷺谷教授)
「日本列島どこでも、活断層の地震のリスクがだんだん上がってきていると考えた方がいい」
日本には活断層が2000あるとされ、名古屋のど真ん中には活断層かどうか、否定できない地形も。無視できないリスクに対し、備えを進めていくしかありません。
CBCテレビ「チャント!」2025年2月3日放送より
