「換気」のポイントは窓の開け方とカーテン・空気清浄機
(大野さん)
「締め切ったおうちも空気がよどんでしまうので、ときどき換気もしないといけないですね。換気は外から花粉が入ってくるという弱点もあります。そうでなくても私たちのおうちは換気扇を回すことが多いですね」
「お風呂場やキッチンの換気扇が多く、最近では24時間換気などの設備をお使いのおうちもあると思います。換気扇を使う、ということはおうちの中の空気を外に追い出しているので、そのぶんどこかから空気を吸っています」
「その『どこかから』というのが困りもので、どこから花粉が入り込むかがわからないのです。なので、空気を取り込む場所を作ってやりましょう」
「やり方は簡単。窓を開けるだけです。でも、窓を開けたら花粉やPM2.5が入ってきてしまいますね。空気が効率よく通ればよいので、窓は全開にするのではなく10㎝くらい空けてやれば十分でしょう」
「そして窓の前には通気性がよく、目の細かいレースのカーテンなどを下げておきましょう。こうすることで、どこかから、ではなく窓から空気をたくさん取り込め、カーテンがフィルター代わりになって汚れの侵入を少し減らしてくれます」
「窓を開ける位置は換気扇からなるべく遠くがよく、窓から換気扇までの空気の通り道を意識することで効率のよい換気が行えます。さらに空気清浄機を窓の近くに置いておくことで、汚れを早期に取り除いて周囲の空気もきれいになります」
「カーテンにはしっかり汚れが付くので、時々そっと外して洗濯しましょう。24時間換気システムなどがあるおうちは時々フィルターの点検をお忘れなく。汚れていたら交換のサインです」
「おうちの中のフィルターの位置は把握しておきましょう!フィルターにはたくさんの汚れが吸着しますが、詰まってしまうとせっかくの換気システムがうまく働いてくれません」