大学生が仙台の温泉施設と共同で開発した温泉水を原料とした化粧水が発売されました。

発売されたのは、仙台市若林区藤塚の観光複合施設「アクアイグニス仙台」が地元の大学生と共同で開発した「FUJITSUKA化粧水」です。原料には、アクアイグニスの地下1000メートルから湧き出す温泉水が使われています。アクアイグニス内の温泉施設で開かれている発売記念イベントでは、開発に携わった学生らが魅力をPRしました。

プロジェクト副代表 東北大学大学院博士後期過程 河内建さん「温泉周りの資源をうまく活用してスキンケア、化粧水が貢献できるのではと雑談レベルで話していたことがきっかけで,作り手として化粧品を売り出す大変さを痛感する2年間だった。」
震災の集団移転跡地に建てられたアクアイグニス仙台。復興の新たなシンボルとして温泉水を活用したオリジナル商品で地域の魅力を発信しようと、温泉を利用していた学生の提案で化粧水の開発が始まり、製品化までにはおよそが2年かかりました。

利用者「すごくしっとりした。それとデザインも良いと思った。」
温泉施設では24日も夕方まで学生による商品説明が行われます。