2月19日に大船渡市で発生した山林火災は5日目の23日も鎮圧の見通しは立たず、24日も消火活動が行われます。

火災が発生しているのは大船渡市三陸町綾里の山林です。


22日夜、風の影響で再び住宅地に火の手が迫りましたが、23日午前5時半に消火活動が再開し、延焼は免れました。
23日は自衛隊や県のヘリコプターによる空中からの放水が重点的に行われ、夜に比べて火の勢いは衰えたように見えましたが、鎮圧には至っていないということです。県によりますと、山林の消失は318ヘクタールで、22日午後6時現在から変わっていません。
これまでにけが人や建物の被害の情報は入っていません。一方、電気設備に延焼するおそれがあるとして、県によると、23日午前0時から田浜地域の電気の供給を停止する緊急停電が行われています。
市は引き続き田浜地域の62世帯157人に対し避難指示を出していて、午後3時現在19世帯32人が避難しています。
24日も朝から地上と空中から消火活動が行われます。