9日告示された新潟市長選挙は現職と新人の合わせて2人が立候補し、一騎打ちの選挙戦が始まりました。人口減少対策や、まちなか活性化などについて論戦が交わされる見通しです。
新潟市長選に立候補したのは、届け出順に、現職の中原八一さん63歳。
新人の鈴木映さん35歳のいずれも無所属の2人です。

現職の中原さんが第一声の場所に選んだのは、新潟市がリニューアル整備を進めているJR新潟駅前です。

【中原八一 候補】「さらににぎわいのあるエリアに発展させてまいります」
中原さんは、かつて所属していた自民党を含め特定の政党からの推薦は受けずに選挙戦に臨んでいますが、保守系の県議・市議らでつくる会が中原さんを支援しています。9日は、花角知事の妻・田枝(たえ)さんや塚田一郎衆議院議員も応援に駆けつけました。
中原さんは、新潟駅から万代、古町までの「にいがた2km」エリアで、再開発や、ビルの建て替えを後押ししていくと訴えました。

【中原八一 候補】「若い皆さんからも魅力のある雇用を作ってまいりたいと思います。さらに、この8区それぞれの特色を活かしながら8つのカラーで成長し続ける政令指定都市新潟市を実現してまいります」

一方、新人の鈴木さんは、「若者の街から第一声をあげたい」と、万代テラスで訴えました。

【鈴木映 候補】「立候補を決意した理由は、多くの市民の皆さんの切実な声の後押しからでした」
鈴木さんは、共産党と社民党から推薦を受け、9日も、共産党と社民党の市議のほか、支援する市民有志が応援に駆けつけました。

鈴木さんは、安心して子育てができる社会の実現が人口減少対策の特効薬だとして、中心部一極集中の再開発を見直し、子育てや教育、福祉への支援を充実させたいと訴えました。

【鈴木映 候補】「学校給食の全員給食の無償化、子ども医療費の一部負担金の無料化。子育て支援の拡充、住民サービスの向上でずっと住んでいたい新潟市これを実現させていこうではありませんか」

新潟市長選は、今月23日に投開票されます。