硬い表情、だんだん柔らかに

始めは硬い表情だった初参加の親たちも、胸の内にとどめていた悩みを話し、そして聞くことによって、徐々に表情が柔らかくなっていく。

初めて参加した母親
「本当に私も夫もどうしたらいいかわからないところがあって、スクールカウンセラーとかいろんな先生とかに会った時には相談はできるけど、やっぱり『もっとこういうのあるよ』とか積極的に相談できる場というのが、こういう会があって本当に本当にいいなと思いました」初めて参加した母親「学校には行けてないけど『ちょっとした変化とかがあることに目を向けて元気にならなきゃっ』ていつも焦ってしまうけど、『もうしょうがないんだ』と思ってまた自分を思いつめてしまうから、子どもと一緒に元気になっていこうかなと思いました」

「渦中にいると不安と悩みでいっぱいになってしまう」

会を立ち上げた舩山郁乃さんによると、不登校の子どもと向き合っていると、親自身も気持ちに波が出てくるという。集まって話し耳を傾けることで、そこを軽くしたい、と話した。

舩山郁乃さん 
「親も子どもも元気でさえいればなんとか道は開けていくと思うので。でもやっぱりなかなか渦中にいると不安と悩みでいっぱいになって余裕がなくなってしまう。そういう気持ちの余裕を取り戻す、気持ちが少し軽くなる、そういう風になっていけばいいなと思います」