毒キノコの近くに“お宝キノコ”も…知らないキノコに遭遇したら
毒キノコばかりの森の中に、お宝キノコも隠れています。
長谷さんが「お~!これはヒットです!」と声を上げたのは「ヤマブシタケ」。
ダシがよく出て、スープにぴったりの高級食材です。

こちらは香り高い天然の「シイタケ」です。

欧米でキノコのクイーンと呼ばれる「タマゴタケ」も見つけました。

およそ4時間の散策で30種類のキノコが採れましたが、食用はわずか5種類だけでした。
長谷さんは、「毒キノコと食用キノコが本当にすぐ近くに出ていることがよくある」と話します。

食中毒を防止するために、キノコ採りをする人もしない人も注意したい、重要なポイントがありました。
北海道の食品衛生課・宮田奉奈専門員は「北海道では誤って毒キノコを食べてしまう食中毒が毎年のように発生していて、平成元年(1989年)以降の患者数は350人に上る。知らないキノコは、『採らない、食べない、人にあげない』という3つのポイントを必ず徹底してほしい」と話します。
また、食用のキノコでも、鮮度が落ちたり傷んだりしたものは食中毒の危険があるので、十分に注意が必要です。