アメリカ政府高官は、ウクライナのゼレンスキー大統領がアメリカに鉱物資源の供与で合意しなかったことについて、トランプ氏が「非常にいらだっている」と話しました。

ウォルツ大統領補佐官
「トランプ大統領がいま、ゼレンスキー大統領に非常にいらだっているのは明らかです。ゼレンスキー氏は我々が提供した機会に答えませんでした」

アメリカのウォルツ大統領補佐官は20日、このように話したうえで、アメリカが鉱物資源の権益を得れば「ウクライナの将来の安全保障のためになる」と指摘し、ウクライナは鉱物資源の供与に合意すべきだと主張しました。

トランプ政権はウクライナへの支援の見返りとしてレアアースなど貴重な鉱物資源の供与を求めていて、12日にはベッセント財務長官がキーウを訪問してゼレンスキー大統領と協議しましたが、ゼレンスキー氏はアメリカによる安全保障の供与が約束されていないとして合意を拒否していました。