着けていると分からない!?アメリカ・韓国でも人気の「鼻マスク」
さらに、需要が伸びている付けていることが目立たないマスクって、一体どんなマスク?開発会社を訪ねて、四国・愛媛の松山市に向かいました。
バイオインターナショナルの東原松秀社長によると最新の『ノーズマスクピットセブン』は柔らかくて鼻に挿入するタイプのマスクだといいます。
(山中アナ)「これ、マスク?どう使うんですか?」
(東原松秀社長)「気づいてませんか。私ずっと入れてるのを」
(山中アナ)「もう使ってるんですか!あ!はいってる!マスクが!もう装着済み!」
こちらが鼻の穴に直接入れて花粉の侵入を防ぐという「鼻マスク」。確かに見た目にはほとんど分かりません。
(東原松秀社長)「(Q、今年の売れ行きは?)ざっと去年の1.5~2倍。それを上回るくらい」
気になるのは、その付け心地。鼻に直接触れる部分は医療用チューブにも使われる柔らかいゴムを使用していて痛くもなく、時間とともに慣れていきました。装着してもニオイも味もしっかり分かります。外すときには、鼻にかかるフレーム部分を引っ張るだけ。この目立たないマスク、小さな中に様々な工夫が!
(東原松秀社長)「2001年から開発に着手したんですが、今までの試作品。(Q、どのくらいの試作を重ねた?)試作だけでいえば50は超えてます」
製品としては7代目になるそうですが、こだわったのが鼻に触れる部分です。フィルターが鼻の粘膜に直接あたって刺激をあたえないようそして、どんな人の鼻の穴にもフィットするように、収縮可能な独自の「クラゲ型」ゴムカバーを考案したといいます。
そして、3層フィルターが外からの花粉やウイルスなどを99%シャットアウト、中からの鼻水まで吸収してくれるといいます。さらに水洗いで最大10回繰り返し使うことも。社長によると、“世界初”の画期的なマスクだといいます。
去年は約50万パックを販売。1個あたり約250円なので単純に計算しても約7億5千万円の売り上げです。
この目立たない鼻マスク。すでに海を越えアメリカや韓国などでも人気だということですが、今後さらに改良を重ね国内でも普及させたいということです。
(東原松秀社長)「進化し続けようと思っている。人間はやはり欲張りなので今はまだ言えない。企業秘密。85点までは来ています。8代目で(100点に)と考えている。あと1、2年お時間をもらえたら」