高知県教育委員会は20日開会する県議会2月定例会に、833億円あまりの2025年度の当初予算案を提出する方針です。
県教委が計上している2025年度の一般会計当初予算案は、833億2700万円あまりです。予算案では一人1台のタブレット端末に「対話型AI」アプリを導入するための実証研究費用として880万円を計上。考え方をサポートし、家庭での英会話の練習や「一人で答えを出せた」という成功体験につなげて学習習慣の定着を図りたい考えです。

また、2024年7月に起きた水泳授業中の児童の死亡事故を受け、高知市を除く県内150の公立小学校などの教職員を対象に、安全管理に特化した研修会を行う費用として、107万円あまりをあてています。

(県教委 長岡幹泰 教育長)
「まずは学校の中で、水泳指導等に主要なリードする人に受けてももらうのが一番。あわせて管理職。研修したことをもとに、全ての教職員に話をしてもらわなければならない」

高知市立の小学校については年度末までにまとめられる予定の専門家による検証委員会の報告を踏まえ、高知市教育委員会と共に検討していくということです。
