県議会2月定例会がきょう開会し、来年度の一般会計当初予算案などの審議が始まりました。
吉村知事「5期目に当たっては知事就任以来、一貫して掲げてきた『心の通う温かい県政』の基本姿勢のもと、『県民視点』『対話重視』『現場主義』を改めて徹底するとともに、市町村をはじめ多様な主体との連携を一層強化することにより、施策の実効性を高め県全体にその効果を普及させていきたい」
吉村知事が5期目となって初めて開かれたきょうの県議会には、総額6754億1900万円にのぼる来年度の一般会計当初予算案が上程されました。

知事が、「やまがた"みらい共創"予算」と名付けたこの予算案は今年度の当初予算からおよそ256億円増え、3年ぶりに前年度を上回る額となっています。

若年層や女性の県外流出による人口減少対策や去年7月の大雨災害の復旧・復興費、県内で災害が頻発・激甚化する中での防災・減災対策などにあてられます。

また、今年は県にさくらんぼをはじめとする果樹の苗木が導入されてから150年という節目を迎えることから県産果物の魅力発信により力を入れていくとしています。

具体的には、イベントの開催やSNSを活用した県内外へのPRのほか、去年被害を受けたさくらんぼの高温障害対策として、高温対策技術の導入や気候変動に強い新品種の開発などに取り組んでいくということです。

県議会2月定例会は来月19日まで開かれます。