去年10月、山形県高畠町のコンビニエンスストアに押し入り、現金を奪って逃走したとして強盗の罪に問われた男の裁判の判決公判がきょう開かれました。
裁判所は男に懲役3年、執行猶予5年で保護観察つきの判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、高畠町相森の男です。
判決によりますと男は去年10月の未明、高畠町高畠のコンビニエンスストアで刃物のようなもので店員を脅し、現金13万円を奪い逃走しました。
これまでの裁判で男は起訴内容を認め、犯行動機について、ギャンブルなどで「複数のヤミ金業者から借金をしていて金に困っていた」などと話していました。
また、裁判官などから強盗という手段を選んだ理由について問われると「去年白鷹町の郵便局で起きた強盗事件が頭に残っていた」などと答えていました。
検察側は犯行の悪質性を指摘し懲役5年を求刑。
一方弁護側は、男が包丁の刃の部分を段ボールに作り替えたことや、深く反省していることなどをあげ、情状酌量による減刑を求めていました。
きょうの判決公判で山形地方裁判所米沢支部は男に対し懲役3年、執行猶予5年で保護観察つきの判決を言い渡しました。