愛媛県上島町は19日、公用車に設置しているカーナビでNHKと未契約のものがあり、受信料を支払っていなかったことが判明したと発表しました。
上島町によりますと、NHK受信料が未契約だったのは公用車10台です。
公用車などNHK受信料が未契約の機器をめぐっては、愛媛県が2月6日、未契約だった台数が93台、未払いの受信料は811万9810円だったことが明らかになったと発表し、その後、県内の自治体でも未契約であるものが次々と判明しています。
原因について、上島町は「公用車のカーナビなど、テレビを受信できる機器は全て個別にNHK受信料が発生するという認識が不足していたため」と説明しています。
受信料が未契約のものについては、NHK松山放送局へ修正報告を行うことで協議を進めていて、未払い額が算定された後、適切に契約事務を進めるということです。
また、再発防止策として「適正な事務処理や確認を徹底するとともに、業務上必要なものを除き、テレビを受信しない機器の調達を原則とする」としています。
なお、NHKホームページの「よくある質問集」には、『NHKの放送が受信可能な携帯電話・スマートフォン、カーナビ、あるいはパソコンについても、放送法第64条によって規定されている「協会の放送を受信することのできる受信設備」であり、受信契約の対象となります』『ただし、受信契約は世帯単位となりますので、一般のご家庭の場合、放送の受信が可能な受信機を携帯電話・スマートフォン、カーナビ、あるいはパソコンを含めて、複数台所有していても、必要な受信契約は1件となります。一方、事業所の場合は、設置場所(部屋など)ごとの受信契約が必要となります』と記されています。














