ミャンマーの特殊詐欺拠点で多くの外国人が監禁され、詐欺を強要されている問題で、監禁されていたとみられる外国人およそ2000人が解放され、あす以降、タイに順次移されて保護される見通しとなりました。

タイメディアによりますと、ミャンマーの国境地帯にある2つの少数民族武装勢力の支配地域で、18日までに複数の特殊詐欺拠点からアジアやアフリカ出身などの外国人合わせておよそ2000人が解放されました。

これらの外国人は、中国系の犯罪集団に監禁され、詐欺を強要されていたとみられ、今後、隣国のタイに移されて保護される見通しです。

タイ政府によりますと、あすにも第1陣として中国人の被害者およそ200人がミャンマー側から引き渡され、タイの空港からチャーター便で中国に帰国することになっています。

解放された2000人の外国人の中に日本人が含まれるのかは分かっていませんが、少数民族武装勢力のトップは、日本人の救出に向けても動いているとしています。