「大勢の警備員がいて、全員ライフルを…」

2月13日、バンコクの空港で日本に住む別の男子高校生(17)をミャンマーに誘い出したとして、日本人の男(29)が拘束されました。男はオンラインゲームを通じて高校生と知り合い、誘い出したとみられるということです。

国際的な問題となっている特殊詐欺の拠点。監禁されたという男性に話を聞くことができました。

「詐欺の実行犯や警備員など、全部含めると1000人以上いました」

こう語るのは台湾人のパフォーマー・謝さんです。2024年12月、SNS上のニセの求人広告にだまされタイを訪れたのちに、ミャンマーにある詐欺の拠点に監禁されたといいます。

特殊詐欺拠点に監禁された謝さん
「大勢の警備員がいて、全員ライフルを持っていました。警備員が50mごとに巡回し、山に囲まれていて、逃げ出すのはとても困難でした」

詐欺の実行役を命じられた謝さんは、グループを抜ける条件として3万ドル(日本円で約450万円)を要求され、暴行も受けたといいます。

特殊詐欺拠点に監禁された謝さん
「銃、電気ショック棒、棍棒、拷問具などが確実にありました」

その後、台湾とタイ警察の協力によって救出されました。

特殊詐欺拠点に監禁された謝さん
「現在もミャンマーの拠点からSOSを出している被害者がいます。警察が収集した情報と私自身の経験を活かして、(救出のため)連携しながら対応しています」

こうした問題を受け、タイ国家警察本部では2月17日、日本を含む23か国の大使館や国連機関の代表者が集まり、特殊詐欺の拠点に監禁されている外国人らの救出方法などについて協議しました。

また、ミャンマーの国境警備隊のトップは「詐欺の拠点に監禁された日本人の救出に向け動いている」としています。