大分県佐伯市の春の風物詩、伝統の「シロウオ漁」が番匠川で始まりました。
シロウオ漁は江戸時代から佐伯市に伝わる漁法で番匠川では、毎年2月1日に解禁されることから春の風物詩として親しまれています。

高齢化による後継者不足が課題でしたが、番匠川漁協が継承しました。18日は組合員7人が2人1組になり、産卵のため遡上してきたシロウオをやなに追い込み網ですくっていきました。
18日一日で体長およそ5センチのシロウオが合わせて300グラムほどとれたということです。
(番匠川漁協・河村俊彦組合長)「今までは1人でやっていたけど、私達はなれないので2人でやらないと漁がまだできない状態ですね。今後も量が増えるように努力しながらこの風物詩を後世に残していきたい」
シロウオ漁は3月まで行われ、漁獲量が確保できれば、地元の福祉施設に提供されることになっています。