愛媛県松前町は18日、公用車に設置しているカーナビなどテレビ放送を受信できる機器でNHKと未契約のものがあり、受信料を支払っていなかったことが判明したと発表しました。
松前町によりますと、NHK受信料が未契約だったのは、公用車2台、ワンセグ機能付き携帯電話21台の、計23台です。
公用車などNHK受信料が未契約の機器をめぐっては、愛媛県が2月6日、未契約だった台数が93台、未払いの受信料は811万9810円だったことが明らかになったと発表し、その後、県内の自治体でも未契約であるものが次々と判明しています。
原因について、松前町は「公用車のカーナビ等について、テレビ放送を受信できるものは、全て個別にNHK受信契約が必要であるという認識が不足していたため」と説明しています。
受信料が未契約のものについては、NHK松山放送局へ修正報告を行い、未払い額を支払うための協議を進めているということです。
なお、NHKホームページの「よくある質問集」には、『NHKの放送が受信可能な携帯電話・スマートフォン、カーナビ、あるいはパソコンについても、放送法第64条によって規定されている「協会の放送を受信することのできる受信設備」であり、受信契約の対象となります』『ただし、受信契約は世帯単位となりますので、一般のご家庭の場合、放送の受信が可能な受信機を携帯電話・スマートフォン、カーナビ、あるいはパソコンを含めて、複数台所有していても、必要な受信契約は1件となります。一方、事業所の場合は、設置場所(部屋など)ごとの受信契約が必要となります』と記されています。