ソロキャンプに1人カラオケ…ひとりの時間を楽しむ“ソロ活”が定番化する中、「ソロフォトウェディング」なるサービスも登場しています。

利用者増加…1人で「ウェディング写真」

フォトスタジオの『aim』東京原宿店・2ndスタジオ(東京・渋谷区)に行ってみると…

女性カメラマン:
「かっこいいね!すばらしい!」

カメラの前でポーズを決めているのは、華やかなドレスを着た女性で、「ひとりでソロフォトウェディングを撮りに来た」とのこと。

このスタジオでは、「ひとりでウェディング写真を撮る」利用者が年々増加。
料金は約2万円からで20万円を超えるプランもありますが、2024年は約180件の依頼があったといいます。

この日来店したのは、会社員の相原さん(26)。
ピンクのドレスを選んだ前回とは違う色で挑戦したいと、「2回目」のソロフォトウェディングです。

まずは、約1時間かけてのプロによるヘアメイク。

相原さん:
「普段メイクをしない分、結構わくわくしてメイクをやってもらいますね」

そして念願のドレスに。

深紅のバラのようなカラーで、大きめの段々フリルがボリューム感と華やかさを演出するウェディングドレスに身を包み、約30分間の撮影開始です。

女性カメラマン:
「落ち着いた表情で、せーの」
「左手を頬に持ってきて、光を浴びて気持ちいいなみたいな」

カメラマンの指示のもと、視線をずらしたり、かっこよく足を組んで頬杖をついたりと、次々ポーズを決める相原さん。
2回目だからなのか、落ち着いた様子でポージングを繰り返していきます。

カメラの液晶モニターで、写真を見せてもらうと「お~すごい!」と笑顔がこぼれました。

ドレス姿をチャペルで撮影

埼玉県にある結婚式場『小さな結婚式』大宮店でも、ソロフォトウェディングの依頼があるといいます。

「ウエスト周りが出ないよう腹筋20回×3セット、全部はこの日のためです

気合十分でやって来たのは、高井さん(39)。

選んだ白のウェディングドレスは、肩ひもがなく肩や胸元までをキレイに見せるタイプ。ベールをかぶり、手にブーケを持ってチャペルに入ると、入場の音楽まで!まるで結婚式の雰囲気です。

高井さん:
「すごい…なんか神秘的でドキドキしています」

やや緊張した表情で撮影が始まりましたが、カメラマンがリラックスムードを作ってくれます。

カメラマン:
「お花とかは結構好きですか?」

高井さん:
「今飾っているのは多肉植物だけです」

様々な角度で撮影すること1時間。最初は緊張していた高井さんも、満足のいく写真が撮れたようです。