米の価格の高騰を受け、農林水産省は14日、備蓄米を放出する方針を発表しました。今回の備蓄米放出を石川県内のコメ農家はどう受け止めているのでしょうか。

白山市内に45ヘクタールの田んぼを抱え、およそ50年にわたってコメ作りに勤しむ番場睦夫さん。

コメ生産者・番場睦夫さん「値段が今後下がっていくことになると、やっぱりコメに対する生産量はどんどん減っていくんじゃないかなと」

農林水産省によりますと、2024年、収穫されたコメは前の年より18万トン多い679万トン。

収穫されたコメは増えているはずなのに、価格高騰が続いている原因は、買い付け競争の激化や生産者・卸売り業者の売り渋り、さらに、2024年夏のコメの品薄で消費者が例年より多く買いだめとしているという動きも指摘されています。