■三重県議 “国葬反対8割が大陸” 高市大臣は「発言」を否定
ホランキャスター:
ここからは別の話題なんですけれども、注目されている出来事がありますので紹介します。
自民党会派所属・三重県議会、小林貴虎議員という方が、安倍元総理の国葬をめぐって10月2日にツイートしました。
10月2日 小林貴虎 三重県議のツイートより(※現在は非公開)
『国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという。』
何をもとにしてこんなことをツイートしたのか。こちらもご本人が説明を行っています。

10月4日 小林貴虎 三重県議のツイートより(※現在は非公開)
『さて、皆さん非常に関心が高い様なのでお答えすることにしました。私が総理大臣になって頂きたいと強く願っている高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です。』
では、ここで名前が挙げられた高市早苗経済安全保障担当大臣はどのような反応を示しているのでしょうか。
10月4日 高市早苗大臣のツイートより
『腕の耐え難い痛みでMRI検査を受けている間に、不正確な情報が。日本には情報操作(偽情報)対策の法律が無いので、政府が調査をすることは出来ません。海外機関による調査情報の収集は可能ですが。国防上の懸念もあり、法整備検討の必要性は3年前に党から提案しました。』

「不正確な情報が」と高市大臣のツイートの中にあります。「日本には情報操作(偽情報)対策の法律が無いので、政府が調査をすることは出来ません」。直接的には行っていないんですけれども、小林県議のツイートについて「不正確な情報が」とツイートしました。
ここに加えて7日、高市大臣は「発言はなかったです。そもそも大陸という言葉を私は使いません」と説明しました。
井上キャスター:
小林議員は6日に会見で「全てにおいて撤回したい」と謝罪したんですけど、なぜデマツイートをしたのか。高市大臣としても迷惑千万ですからもっと強く抗議すべきなんじゃないかなとも思うんです。
若新雄純さん:
そこは高市さんのフワッとした釈明になっていて、さっき井上さんが気持ち悪さっていう見事な表現をされたと思いますけど、今、日本の政治の問題で曖昧な直ちに白か黒か付かないところで、でもどうなのっていう、気持ち悪いよねっていう状態のものがたくさんあると思うんですよ。そしてその気持ち悪さを本当は政治家たちが自らすっきりさせてくれれば潔いなという印象があるんでしょうけど、気持ち悪いままでみんなが忘れるまで待つことが多いと思うんですよね。
ただし、具体的に法的に追及する方法がなかったり法的には本人が撤回して謝れば、それ以上は追及できない問題がたくさん政治家の周りにあると思うんですけど、やっぱり気持ち悪さが積み上がっていったときに、あとは国民が忘れてしまったらもう気にしないのか、ちゃんと向き合っていこうとするのか、あと一番残念だと思うのは、なんとなく若い世代が気持ち悪いことが多いからあんまり詳しく考えたくないなって思ってしまうきっかけにならないのかということが気になりますね。
井上キャスター:
そもそも8割が本当に隣の大陸からだったとするならば大問題ですので、そこを議論すべきだとも思いますね。
若新雄純さん:
そこはTwitterとはいえ発言に対する自分の重みや責任を真剣に考えてなかったんでしょうが、SNSができる前は、それぞれ県議さんは地元のいろんな会合などでその程度のノリで発言していたことはたくさんあったと思うんですよ。それについて露呈してきたというか、それについても何か気持ち悪いねっていう印象になってしまうのが国にとっては損失ですよね。