去年10月から12月までの実質GDP=国内総生産は年率で2.8%と、3四半期連続のプラス成長でした。中継です。
今回、プラス成長となったものの、手放しでは喜べない結果となっています。つぶさにみていくと、消費の弱さが見えてくるからです。
年率でプラス2.8%、3四半期連続のプラスとなった去年10月から12月のGDP。円安などを背景に、インバウンドが好調で「輸出」が増加したほか、好業績な企業を中心に「設備投資」が増えました。
しかし、GDPのおよそ6割を占める「個人消費」はプラス0.1%にとどまり、前の期よりも伸び率が小さくなりました。冬のボーナスなどは高い水準となった一方、歴史的な高値となっているお米をはじめ、食料品の値上がりで節約志向が高まり、消費が振るいませんでした。
賃金の上昇が物価高に追いつかない状態が続き、きょう発表された去年1年間の個人消費はマイナス0.1%と、2020年以来、4年ぶりにマイナスに転じました。
4月にかけ、7000品目以上の“値上げラッシュの春”が控えるほか、アメリカのトランプ大統領の関税政策の行方など、日本経済の先行きは不透明さが増していて、景気浮揚へは、なお時間がかかりそうです。
注目の記事
20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

15年前の“時効撤廃”なければ逮捕されることはなかった 安福久美子容疑者(69) 別事件の遺族は「ぱっと明るくなりました」 全国には未だに350件以上の未解決事件









