熊本市の医療法人が約20億円の負債を抱えて破産を申請したことが明らかになりました。

信用調査会社の東京商工リサーチによりますと、2月13日付で東京地方裁判所に破産申請したのは、熊本市南区の医療法人社団「御幸会」です。

御幸会は「夢眠ホスピタルくまもと(旧・熊本循環器科病院)」などを運営していました。負債総額は約19億6200万円で、熊本県内で10億円以上の負債を抱えた大型倒産は1年3カ月ぶりです。

160床ある「夢眠ホスピタルくまもと」は内科やリハビリテーション科など七つの診療科目があり、熊本市南部の地域医療を担っていました。

病院の運営は現在も継続していて、別の法人への譲渡を目指していますが、2月16日時点で今後の見通しは決まっていないということです。

【写真を見る】破産申請した医療法人「御幸会」が運営していた「夢民ホスピタルくまもと」